かなり前の催しだったのですが、学校で生徒向けに先生達が「ウェルネス」を提供する日、というのがありました。
ずっと書こうと思いながらその後続々と色々な事があったので、ついそちらの方を書いてしまって、これが後回しにされてしまっていました。
4つに分野が分かれていて、生徒達はグループでローテーションにまわっていきます。
その4つの分野は、「風呂(公衆浴場)」「サウナ」「メディテーション・指圧・マッサージ」「軽いエステサロン(説明し辛いので後述します)」の分野です。
私は、軽いエステサロンフロアをお手伝いしました。ここでは、顔用のスクラブマッサージと自然素材から出来たパック、具(何が入ってるかは後述)入り足浴、施術後のスムージーサービスを行います。
このフロアのすぐ上では、テコンドーの先生がメディテーション・指圧・マッサージなどをしながら、ショウガ茶を振る舞っています。そっちも行ってみたかった。
まず最初に先生達がここでは何をするか説明。生徒達はバスローブでうろうろしています。これで各所をまわる訳です。このフロアの担当は女性の空手のB先生とK先生の2人(と私)。B先生は今回の企画の総発案者です。
それにしてもB先生の頼み上手なのには感服してしまった。なんかあまりにもさらっと当たり前に適度な圧力で頼んで来るので、流れで「あいよ~」と言ってしまう・・・。私も今度真似してみよう。貫禄足らずだけど。
実は、実際に現場に行くまで、具体的に何を手伝うか今イチ分からなかった。行ってみると、こりゃもうマジ私のアロマテラピーにど真ん中直球です。「ばっちこーい!」私の鼻息も荒くなる。
ろうそくを置いて、メディテーション的音楽をスタンバイ。私のアロマポット&アロマディフューザーも参加させます。
う~ん、これを活用出来る時が来て嬉しいなあ。夫にアロマの良さを語っても、「うん!良いと思う! 以上」で終わりだからなあ・・・いつも。
やっぱり女性的印象が強いから受け入れられにくいのかも。
(とは言っても、トレーニングで足を痛めた子やらアザ作った子やらに、ブレンド塗布オイルを押し付けたり、草の根的普及活動には精を出していた。まわしものではありません。)
奥にはキッチンがあります。
今回は女子(”子”っちゅー年齢じゃないんだけど、全員。)だけのスタッフなので、かなりアロマ話も通じ、盛り上がり、楽しかったです。
2、3人に一部屋という感じで分かれます。施術そのものは生徒同士でやってもらう。それぞれの部屋に流しがついていて、ここでパックやスクラブを洗い流せて、サロンにはぴったりの間取り。素敵に飾り付ける。
足浴用洗いおけ。レモンと天然粗塩、そして生ペパーミントの葉があらかじめ入っています。でもレモンぎゅっと絞って入ってるのでなんか後々シミになっちゃったりして・・とか余計な事を思う。まあ平気でしょ。精油じゃないし。入れるの足だし。
ごっつい柔道や空手の男子がみんなパックして目にキュウリ乗せて横たわってるのはすごく貴重なので激写した。
イイ絵をありがとう。
後でアウトドアの先生(当日は風呂担当)にも、「男の子とかも全然嫌がらないで楽しんでたのはびっくりしたし、でも受け入れられるものなんだなと思って新しい気付きだった」と褒められた。(あれ?褒めてるよね?)
そうでしょう、そうでしょう。体をいたわってあげるのって良い事だよ。気持ちいしね。良い事やったよね、うちら。
顔用パックは5種作りました。どれも効果に合わせて配合が違います。美味しい匂いがする、とか言って食べていた男子もいたらしい。うん、まあそれもアリだよね。色々な楽しみ方があるだろう。
人気があったのがアボカドとオートミールメインのものと、ニキビ肌用のヨーグルトとお酢とオートミール配合のものの2つです。
特にニキビ肌用が人気って、若者っぽくてイイ。
これはパックのレシピ。B先生はデザイン系のお仕事もされていて、レシピもいちいち可愛い(褒めてるよ)。
無駄にならないように、結構こまめにパックを作っていたので大変だった。あと洗い物も。でも、スタッフの我々もスムージー飲みながらとか、気楽に作業していました。
特に、私はスムージーっていうものをお店以外で初めて飲んで、美味しさに感動。B先生これ美味しいよ。うちもジューサーミキサー買おうかな(スムージーの為だけに!)。
K先生も「私今度これとこれ混ぜた味試してみたいな」とか、作ってるB先生にリクエスト。
先生、本来の目的が変わってきてますぞ!
フットワ-クの軽いK先生、計画・片付け魔のB先生、そして単純作業が好きな私がいるので、作業場は常に整理整頓、お客さん達(生徒ね)の行動を先読みして動く動く。コップやジューサーミキサー、包丁等の洗い物もガンガン片付く。
そして、スタッフ同士で「あたしら超手際良いし、最高のチームだよね~。もしかしてほんとにお店開けちゃうんじゃなーい?」と、自己満足ノリにテンションも上がっていく。
パックとスムージー用材料棚。なんかとてもカラフルできれいです。準備してみたけど当日はこんな使わなかった。
柔らかいアボカドはそのまま長い事とっておけないので、ベッドや重いものを運んでくれた男子達にお礼として、B先生の指示のもとプレゼントされました(他のあまった材料は3時のおやつやご飯になる)。
あげたらみんな大喜びだった。好きなんだね~アボカド。確かに美味しいよね。わさび醤油でトロの代わりに食べたりしてさ。あれ!?そのままほじって食べるの?何もかけないで??カルチャーショーーーック!
こんな感じで和気あいあいと順調に終わるかに見えたウェルネス企画。最終グループの最後のスムージーを作っている最中に、学校の火災報知器が鳴り響き全員表に出る羽目に。我々スタッフは良いけど、バスローブの学生気の毒。それにしても、最後のオチまであるとは期待を裏切らない一日だった。
ちなみに、この学校の火災報知器は超敏感で(良い事だと思うよ)、ろうそくを消した時の一筋の煙とかでもばっちり反応します。ろうそく使用頻度の高いこの国では結構痛い。一時期なぜかすごい回数鳴って大変でした。その度に来る消防の人も大変。「おおかみ少年」になっちゃうよ。お金もかかるし。学校の集会で「ろうそくの消し方」講義が行われたこともありました。
今回は、なぜか出火元(出火してないんだけど)は火の気の全くないはずの体育館だったらしい。誰か隠れてタバコでも吸ったのかいな?
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